1959年式 FLH/DUO GLIDE

2015.02.09.Mon.18:16
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1959年式 FLH/DUO GLIDE

当店で本国より仕入れた車両です。

仕入れの際には
簡単な説明文とあと写真が数点。
この状態でバイクを判断しなければなりません。

仕入れた車両はエンジンを開けるが大前提。
今まで誰がどのようにいじったのか 開けないことにはわかりません。


わからないのですが
ある程度は写真で判断ができます。

例えば あるべきところにあるべきパーツがついていて それらが
最初からついているボルトで止まっている。

簡単にいってしまえば 純正度の高い雰囲気は 作ろうと思ってもむずかしい。
なにか不自然さを感じるときは何かが違うのです。
常にバイクをいじるときは雰囲気をを崩さないように気を配っているので
そちらへのセンサーが敏感になっているのかもしれません。

この車両には本物が持つ雰囲気を感じました。

それでも
エンジンを開けるまではわかりませんので
不安と期待でドキドキして待っています。



純正度の高い車両がなぜ良いのか?
極端な言い方をするならば
へんな事がされていない可能性が高いからです。

へんな事とは カスタムです。

修理ではなくカスタムが施されている場合 それは純正状態から離れていることになります。
ただパーツの変更だけなら戻せる可能性はありますが
構造すら変更されていたのでは 元に戻す事は難しくなります。

一度もエンジンを開けられていない 誰の手も入っていない状態であれば
最初の状態に戻せる可能性が高い。
たとえ走行距離のいった車両であっても、手つかずか または 適正な修理にとどまっていたならば
調子の良い状態に戻すことは難しくありません。

オカワリの効く部品ならよいのですが 古いほど純正パーツは手に入らないので貴重です。

同じ機能を持った社外のパーツもあるので調子は取り戻せますが
雰囲気は違ってしまうのです。



車両が届くと思ったとおりに良い雰囲気。
パーツばかりかボルトに至るまで高い純正度。これが効いてきます。
なによりおかしなことをしていない可能性大の証拠です。



まずシリンダーヘッドを外して燃焼室の状態を見ます。

シリンダーの磨耗具合 バルブからのオイル漏れ等ないか確認できます。
プラグホールからでも多少は情報は得られますが、開けたほうが隅々まで見ることができます。


シリンダーの状態から見ておそらくメーター読み通りだと思われる低走行状態(メーター読みで約1258.0マイル)。ピストンも純正スタンダードサイズ。このスタンダードサイズというのが重要で、あと8回か9回はボーリングできます。数十年この仕事をしていますがこのあたりの年式だと、スタンダードサイズは一度か二度位しか遭遇したことありません。
これからまだまだ永く楽しめます。

シリンダーを外し、クランクのがたつきを確認し許容内ではあったのですが ケースを割ります。
現代の技術と丁寧に組み上げる事で、当時の許容よりもより精度を上げることができます。
フライホイールを組みなおして芯だしの精度を上げ、クランクベアリング類をオーバーサイズの物に換えました。
きれいに回ることが 各部へのストレスを少なくし 結果として気持ちよく長持ちするエンジンに仕上がると考えます。

シリンダーヘッドOH。バルブ、バルブガイド、バルブシートを交換し、ガイドシールをつけてあります。
ミッションOH。

当初から各部フルオーバーホールの予定でしたが、ここまで内部まで状態が良いと 所有する満足度も高いと思います。


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